2011年4月21日木曜日

『エンデュアランス号漂流記』 4/ 7 16:35:40 2011

有名な広告は、

「求む男子。至難の旅。僅かな報酬。極寒。暗黒の長い日々。
絶えざる危険。生還の保証無し。成功の暁には名誉と賞賛を得る」

となっているが、ロンドンの新聞では見つかっていないらしい(ウィキペディア)。

読んだときに思ったのがなんといっても、「なんで失敗したのに褒められているのだ?」ということである。

ただ、シャクルトンは挑戦し、最小の失敗で帰ってきている。
装備など、船など何度でも造り直せるが、人は作り直せない。
賞賛されるべきは、チャレンジ精神であり、危機的な状況でのリーダシップなのだろう。

読めば分かるが、連れていった犬ぞり用のシベリアン・ハスキー60頭以上、途中で生まれた子犬も含めて殺害している。
犬のための食糧を確保出来ない以上、そうするのが当然だった。
ニホンの南極観測隊は、樺太犬を鎖に繋いで置き去りにした。

徹底して、人が生き残ることを優先させている。

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