2011年5月31日火曜日

素人が多過ぎる Fri May 27 11:56:08 2011

云った、云わないの議論は恥ずかしい。

議事メモの公開すら出来ないというか、なかったらしい。
事故の場合、時系列にイベントを整理していくメモが作成されるのが社会人の常識なんですが、官邸では行われていないらしい。
誰が何時どのような事象を捕まえてどんな指示を出したかが、事態の収拾にも跳ね返ってきます。

そりゃぁそうです。

1日の最後に、その日起きたこと、したことをまとめて明日に送る。
朝は、今日のイベントを確認して担当者、責任者にどのような対応を取るか確認して散会する、そんな対応の会議体を考えていたんですが、全く違っていたようです。

行き当たりばったり。

枝野さんの言葉に「需要家」という言葉混じるようになり、こりゃぁ、東電に染まってきたなとも思われるところです。
東電のプロジェクトでは、顧客のことを「需要家」と呼び、自分のことを「手前共は」などと呼ぶことに驚いたモノです。
民間の会社では聞いたことがなかったからですが。

まぁ、そうして素人が分かりもしないマネジメントと技術と解決策、対応策を進めているのが良く見えてきた。
それを伝えるマスゴミも凄い。
世の中にプロフェッショナルがそんなにいないとでも想っているのか。


なんだか工程表が変わっていない!!などと怒られているようです。

まぁ、こういったモノはすぐに変えるのではなく、理由付けをしてから決済を貰い、調達関係の外堀も埋めてから変えるんです。
ここだけは東電も少しはプロを投入しているかも。

しかし、現場には官邸も保安院も東電の上も近づかない。

これではダメです。
「事件は現場で起きている!!」のですから。

2011年5月23日月曜日

あっぱれ、朝日新聞!! Sat May 21 12:06:44 2011

さすがだ。
朝日新聞東日本大震災縮刷版、¥1500!?

さすがである。

日本人の不幸を糧に稼いできたこの新聞ならではである。

太平洋戦争を煽って儲けた。
こんどは東日本大震災。

ここで儲けないでどうする、朝日新聞。
倫理道徳などしょーばいの邪魔だ。

いやぁ、立派だ。
しょーばいにんの鑑だねぇ。

人の不幸に値段を付けられるなんて。

ひげ面の男たちよ Thu May 19 16:41:22 2011

大震災の後、冴えなかった男たちが光を取り戻した。

自堕落な太平の世にあって、男の存在などかすんでいた。
それがどうだ。
こんな云い方は失礼だが、震災現場でTVに映る男達の姿は格好良かった。

政府首脳、東電幹部、保安院の幹部、てらてらつるつるした、のっぺりした顔の男達とどれだけ違うことか。

責任を果たしている、現場で汗を流している男達は光っていた。


プロジェクトの現場でも同じようなことが起きる。

大体がシステムオーナの代理人(ユーザサイド)が、
「進捗はどうなってる!!
どんなチェックをしてきたんだ!!
これまでの報告は嘘だったのか!!」
などと吼える。

解決策は、あんたを亡くすことなんだけどね。
五月蠅く吼える御仁は、解決策も考えないし、提案にも金を出さない。
声と態度だけがでかい。

現場は真剣に対応しています。

「任せた!!」

その一言が欲しいだけなんです。

独裁者は誰を守ったのか Fri May 13 15:13:06 2011

こんな簡単に独裁者が生まれるとは。

なんだろう、非常事態になってしまったみたいだ。

市民運動から出てきた共産主義者、全体主義者が独裁者になっていく。
法治国家であるはずが、法律の枠を外れて指示を出し、それが受け入れられていく。

こんなにニホンの民主主義は脆いモノだったのか。

独裁者が守るのは、”媚びてくるモノ”であり、そこに利権を与えることに権力者としての喜びは増していくようである。
”媚びてくるモノ”は、その独裁者の周りを固めて情報操作をし始めると同時に、利権を奪取されないスキームを作り込む。
新たなる利権構造、システムである。

原発事故からほど遠くないところに「東京」はある。

この街は、ニホンの利権の中心である。
霞ヶ関に交差する複数の地下鉄。
大手企業の本社はこの霞ヶ関からやや東の丸の内に配されている。

正確な情報、客観的な情報を共有したらどうなるか。
「東京」という利権・財産をこの國は失う。
沈むモノから奪い去るのが権力者達である。

どのようにして「東京」という利権を移すのか。
そのために情報操作は為されているとしか考えられない。
安全圏を創り出すためには、浜岡原発はまずい。
日本の中心とでもいうところにあるのは、地政学的にまずい。

システム分析が私の仕事の一つではあるが、この國の利権システムは「東京」という地域と密結合してきた。
それが「効率化」の真の姿でもある。

それが崩れようとしている。
独裁者を暴走させて、この國の利権はどこへ向かうのか。

2011年5月11日水曜日

今一度問う、信頼と信用 Thu Apr 28 09:16:58 2011

ワンマンアーミー的なプロマネをするときの心得でもある。

信頼とは、与えるモノである。
信用とは、与えられるモノである。

他人と仕事をするプロジェクトなどでは、プロマネの立場なら、信頼する、つまり信頼を与え、計測し、お互いに信用を築き上げる。
大切なのは、お互いに、である。

お互いのアクションの結果を計測しながら築き上げる点である。

様々な場面で“信用”が有効に働くが、その前に与え、与えられる時期があると云うことを自覚すべきなのである。
一瞬にして築けるモノではないが、瞬間に出来上がることもある。

信頼関係とは、責任と権利と行動をお互いに許容し合う関係である。
上下ではない。
前後でもない。
左右が似ているであろう。

何事もプロジェクトマネジメントに考えてしまう悪い癖が付いてしまっているが、アプローチとしては確立しているので楽なのである。

さて、世の中のコメンテータ、評論家に頭に来るのはこのせいだろうと納得している。

楽しい連休を!!

『大不況には本を読む』 Wed Apr 27 09:44:50 2011

質より量の 草木 生 です。
じっくり読まれるようなモノは書けないし、書くつもりもない。
それにどこかで量を書かないと、質は上がらない。
プロマネも1回2回の経験ではなく、10回20回の経験が必要。

1000万のプロジェクトも10億のプロジェクトもやることは同じ。
本質を理解していればどうってことない。

それでもって、標記の本。
この橋本治という人は語り尽くし、説明し尽くす人なんである。

だもんで、この本も題名がよい。
分かりやすい。
中身はどうかというと、読み慣れていない人は、ワインバーガーの
『コンサルタントの秘密』
を想い出せばよい。

それにしても、キチンと物事を動かしていける人は、自分で判断している。
“本を読む”という行為には自分の判断が入っている。
既に能動的なんだよ。

草食系とかなんとかの受動的な人達の問題は、「誰かが目の前に持ってきてくれる」を知ってしまったことにある。
自分は待つだけ、それだけでやっていけた。
ところが、世の中のほんの一部分である能動的な人達は、動き回り、電波出しまくりだから、草食系とかなんとかの受動的な人達の前に「お題目」「解決」を与えてしまってる。

誰かが解説したことを受け売りして、それで、草食系とかなんとかの受動的な人達は分かった”つもり”になっている。

生命の危機を感じるまで、草食系とかなんとかの受動的な人達は行動しない。

もっと酷いのは、能動的な人達だ。
だってさ、草食系とかなんとかの受動的な人達に“情報”を提供して稼いでいるんだもんな。
…(^^;;;…(^^;;;…(^^;;;

サプライチェーン、需要予測、生産計画 Mon Apr 25 10:40:34 2011

89年からコンサルになって、様々な企業の様々な業務システムをみてきた。

メーカが一番多かったと思う。
まぁ、守秘義務で名前は出せないし、それに相当説明しないと分からないことが多過ぎるが、大体が生産計画と原価管理である。
なぜか現場は為替管理とのI/Fを離してやっていたので、ニホンメーカのサプライチェーンは、日本に入ってきたときから管理しているのだと思う。

実際、自動車メーカはボーキサイトとか、鉄鉱石の値段も視野に入れて原価管理をしていたりするんだけどね。

鹿島から始まると考えられるサプライチェーンは、原油の精製→包装資材の原料(ペットボトル、トレー、ビニール袋など)という流れと、基盤に使われるプラスティック。
製紙工場→女性雑誌、単行本向けの用紙。
後は見ていると、配合飼料か。
かなりの影響範囲である。


原価管理・生産計画では在庫管理が大きな比重を占めるため、どのように製造ラインの生産能力と需給ギャップを織り込むかを“柔軟”に操作出来るシステムに持っていくかが、求められる。
それも作るモノによって色々なバリエーションがある。

例えば医薬品などは、製造リードタイムが3ヶ月あるのが普通であるが、「命」を預かっているためと製造コストと販売価格の大きな分離のために過剰在庫が許されている世界である。
食品などは、それぞれに適用される法律もあり、難しい。
ちなみにビールも製造リードタイムは3ヶ月である。
4月5月に仕込んだものが真夏の消費量となる。

システムと簡単に云うが、最終的には、それを動かす、設計した人のレベルになる。
ダメなシステムと云うなかれ、あなたのレベルがそのシステムのレベルなのである。

自己評価という死に至る病 Fri Apr 22 11:10:27 2011

不思議なんだが、管首相は自己評価で100点満点らしい。

外からの評価を忘れると内部崩壊が始まる。腐敗するのだ。
身近に共産主義国家という大きな事例がある。
共産主義と独裁国家の共通点は外部評価を受け入れないところにある。

逆らうと死ぬんだと、軍隊は自国の民に向かって銃を構え、打つ。
ただ、最後は無残に倒れる。

この國の官僚組織が似ているのは、まさに外部評価を受け入れないところにある。

自分で問題を作り、回答し、採点する。
同一組織でこれを繰り返しているとどうなるか。

少なくとも民間企業は常に「仕事」の評価で外部の批判に晒される。
まともにやって当たり前、それでいても値引きのリスクに晒されている。
それに引き替え、管首相の「私はやっている!!」というのはどうなのだ?

言い続けないかぎり、このじじいは居座り続けるだろう。

この國の動きが悪い、について Wed Apr 20 11:11:37 2011

多数の人間で物事を動かしていく仕組みを”システム”という。

システム開発への無理解もあるので、この國の”システム”を考えてみると、基本的には民主主義を標榜している天皇制国家である。
もう出だしで訳が分からなくなるのであるが、天皇は国家の象徴であり、権限としては国会の召集など様々な権限を有しているように見えるが、実際は主体的に判断・実行することはない。

民主主義の場合、罪刑法定主義が基本にあり、官僚が仕事をするにしても法律に定められた範囲でしか動けない。
だから、不測の事態が起きたときに官僚は動けない。
為すべき事を為すためには、法律の裏付けが必要なためである。

例えば、日本国憲法を拡大解釈していって、被災者の基本的人権を守る=国民の人権を守る、として緊急対応も出来るが、その後始末が大変になる。
その行為を記録していって正しかったのかダメだったのか判断しなければならないが、この國には公務のトレーサビリティを保証している”システム”がない。

何時始まった、は分かるが、何時終わった、は分からないのがこの國の実情である。
一般に、尻抜け、なんて云われる。
江戸時代には目付制度があり、公務中に仕事をしていたか監視するお役人がいて、不正が出ないように牽制していた。明治からこっち、それが廃止されたままである。

本当にこの國を変えるとすれば、例えばアメリカのように修正憲法何条、みたいな法律で大本を変えていければよいのだが、がんじがらめにしているのが日本国憲法なのである。
9条が問題ではなく、あまりに改正手続きが煩雑で難しいのが問題である。

”システム”開発は有り得ないが、改革・改善はあり得る。

所与は何か、前提条件は何か、そこがプロジェクトの始まりなのであるが、初動において切り分けが出来ない人々がこの國のトップにいたことは誠に不幸であった。

震災対応”システム”は完成出来ないし、進化しない。

キャリアロンダリングというか・・・火事場泥棒というか 4/19 10:43:53 2011

例によって、参照されるのは鹿島の話ばかりなんだけど、
切込隊長のブログから辿って、ヒゲの議員佐藤氏のサイトへ
http://east.tegelog.jp/index.php?itemid=9040

いやぁ、びっくりします。
チームビルディングができてない。
現地に本部長がいないですよ。
現場長は、本部より権限を持っているのが普通なので、明確にしないと。

ホントに、事件の起きているところでは判断させない!!という姿勢が良く現れているのです。

およそどのくらいの人が関わっているか分からない。
名前と担当を明らかに出来ていないんだろうなぁ。

おいらのプロマネの仕事だと、こういった組織図と会議体の時間枠フレームを提示するんだけど、それも出来ていないようだ。
というか、これは内閣が発表している体制図ではない・・・

なんといっても、トップに情報がいってるらしいが、トップからのアナウンスがナニもされていないので、これはもう、情報がいってるとは思わない方がよろしいかも。

書きたいことは色々とあるんだけど、この対策本部ばかりで実行組織が分からないのは、関わった人間がこの後キャリアとしての大震災対策本部勤めを使っていくと云うことだけなんだな。
様々な部署が曖昧にされていくと、ホントはナニもしていないのにやったんだ、ってことになる。

来年からは、東日本大震災の対策本部にいました! ってのはキャリアにならない。

ブックオフの面白さ&ジュンク堂 4/18 11:21:53 2011

凄いよ、ブックオフ

なんせ、池田大作・大川隆法・江原啓之・グラハムハンコックが並んでいる
大御所が並ぶと凄いね
すぴりちゅある〜〜

ジュンク堂には、サブカルチャのところに「トンデモ本」という棚がある
気付かなかった 不覚であった
そこまで認知されたんだ、ト学会w