2009年2月19日木曜日

人災不況?

この言葉は私の造語である。
しかし、笑えないことになってきている。

アル中の、業務遂行不可能な病人を国際会議に平気で送り出す首脳もおかしいが、それを止めようともしない官僚はどうなのか。
國が破れても官僚組織は必ず残る、そう語った人事院総裁の凄まじいまでの亡国主義を重ねながら、様々な産業が霞ヶ関詣でをし始める地獄絵を思い浮かべる。

IT業界では、上場企業のシステム部門、システム子会社に日参するベンダ・ソフトハウスが増えてきている。
「何でもやりますから」・・・
なりふり構っていられないのは分かるが、既に開発すべき業務システムは残っていないのだ。

同じように、霞ヶ関は力(金)にモノを言わせて、各種産業の首根っこを押さえていく。
霞ヶ関 → 上場企業 → ベンダ → ソフトハウス
不況によってさらに強固な元請け、下請け関係が作られていく。
好況によってゆるゆるになろうとしていた権力ピラミッドを、不況を推し進めることによって再構築している。つまり、官僚が何も手を打たないことで、タイミングを遅らせることで、権力基盤の拡充をしている。

権力ゲームは終わったが、切り捨てられる数百万人はどうなるのだろうか。

2009年2月8日日曜日

生き残るための知識と行動

ビジネス書を読まなくなって久しい。
いつも疑問なのだが、ビジネス書から学んで成功した人っているのかな?

ノウハウ本と言い換えても好いのだが、あの中にあるノウハウがどのように現実の社会をサバイバルできるのか分からないから、自分として読む必要がないのだろう。
それに、筆者は東京で25年以上に渡ってシステム屋をやってきているが、ノウハウ本に助けられたことはない。そもそも100冊程度しか読んでいないから、参考にはならないかも知れないが。

今のような底の見えない不況は初めてであるが、その中で人々のサバイバルを見ていると考えさせられるモノがある。
本からの知識ではなく、生き物としての行動が状況を左右しているようだ。
下に挙げてみたのは、システム屋としての視点ではなく、ビジネスマン、会社員としての視点である。

1.組織の中で
 自分の既得権を守り、他人を寄せ付けない形を作る
  →上から組織そのものを壊してしまうやり方がある
   つまり、長い期間有効とならないサバイバルらしい

2.組織を超えて
 会社などの枠を超えて、その分野で著名になる
  →我々のIT業界では、ある分野が陳腐化するのが早い
   凡人にはムリだが、勉強なり、学習が欠かせないのはここら辺だろうか

3.ミックス
 1と2をミックスする
 これまた、凡人にはムリである

まぁ、自分が所属している組織・会社が潰れないというのが前提にあるかも知れないが、それすら保証されない今、我々はどのようにして自分を守っていくのか。