2009年7月13日月曜日

東京近辺の新聞専売所が潰れる

東京近辺の新聞専売所が潰れる

公開日時:2009/07/13 11:28
著者:草木生(そうもくしょう)

リクルートがチラシ+TV番組欄を配達し始めているとか。
配達はヤマトのメール便を利用している。

新聞の拡張(セールス)をしていた経験から、年寄り(時間潰し)以外は新聞はチラシとTV番組欄が必要で取るものだと知っている。交代読者、なんて呼ばれるね。
拡材(セールス用の景品、洗剤とか巨人戦のチケットとか)で替えてくれるお客さんです。

後はねぇ、地デジが定着すると、番組欄、TV番組雑誌(こちらはもう売れていない)がいらなくなる。
部数が減れば、前回話したように専売所のチラシの現金収入が減ると言うこと。

リクルートの商売はホットペッパーで並み居るタウン誌をのみ込んで、チラシを出している中小企業、スーパーにリーチしたってことかも知れない。
首都圏以外は効率が悪いのでやらないと思うが、全国紙って、大都市圏が市場となっているので、確実に東京は取られてしまうだろう。
無料には適わないからね。

地方紙は残るが全国紙は無くなるって皮肉だ。
有料webへの移行は間に合わない。
だから、CNETと朝日の組み合わせは負け組のセット、になるね。

ちなみに配達を請け負うヤマト運輸のエリア細分化は、専用リヤカーで配達しよう、ってところまで来ている。
ヤマトはエコですな。

2009年7月6日月曜日

押し紙とは何か:朝日新聞

押し紙とは何か:朝日新聞

公開日時:2009/07/06 11:16
著者:草木生(そうもくしょう)
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週刊新潮の中吊りが目に付く。
水増し90万部の黙殺。
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/

その昔(20年前以上です)、私が新聞奨学生で上京した時、最初は産経新聞だったんですね。
その専売所は1180部取っていたんですが、実売は800部弱。
毎朝3束(1束100部)捨てられていたわけです。
毎週業者が取りに来ていたんですね。

話は曲がりますが、まぁなんで産経かというと、辞めやすい奨学制度だったんですよ。
今はどうなっているか知らないけれど、朝日・読売・日経・毎日は4月から3月末まで1年きっちりと続けないと奨学金を全額返せ、というシステムで、産経は途中で辞めても半額でよい、だったからなんです。
だいたい、私のようなやる気のない人間は辞める、逃げることを前提に安易なところを選んでいる訳だったのです。

話を戻すと、産経での「押し紙」は翌年には無くなりました。
この実売との差、300部ほどが「押し紙」だったんですね。
その年には、私は学校の近くの朝日新聞の専売所に移ったので、そこでは毎日1部単位で調整していたので、驚いたもんです。
ですから、今さらの感じがしているんですが、どこかでやっていたとか。

部数の押しつけというか、昔はメーカの年度末の卸に押し込むやり方ににも似ていますが、何故受け入れられているかというと、折り込みチラシとの関係なんです。
そこに新聞社と専売所の、持ちつ持たれつの関係がある。

その頃のチラシの相場は、1枚1000部で¥1700程度。(両面刷りは1枚、見開きは2枚とカウント)
毎朝、キャッシュで持ってきてくれる。
つまり、木曜金曜に30枚くらい入っているとすると、3000部の専売所で15万円超。
月に300万くらいのキャッシュが回ってたわけです。
新聞代金の納金は前月分を当月の20日くらいに東京本社で行っていた。(朝日新聞の場合)

専売所が部数にこだわるのはこのせい。
2700部でも3000枚のチラシが来てましたが、2400部だと、チラシが2000枚しか来ない。スーパーのチラシが入らないお客さんからクレームが来る。
お客さんは、チラシとTV番組欄が必要で取っているわけですから、それがきちんとついていないと、ふざけるな!となる。当たり前のことです。

折り込み広告の代理店のチラシの単位はおおよそ1000部単位。
ここが難しいか、差分が出るところかも知れない。
2400のところに2000しか持って行かない、だけど2500のところには3000持って行くと。

ここに解釈の違いが出る要因があるのかも知れない。

2009年7月2日木曜日

朝日新聞は金を払ってCNETを買ったのか?

公開日時:2009/07/02 11:21
著者:草木生(そうもくしょう)

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どう考えても、儲かってないサイトに金を出したりしないよなぁ。
まさかね。
でも、管理と統制で有名な朝日新聞がここの読者ブログは続けないよな…(^^;;;
それだけは確かです。

朝日新聞の読者欄、というか投稿欄が編集されているのはご存じの通り。
それに比べてこの読者ブログの無検閲というか、野放し状態は朝日新聞には堪えられないだろうな。

しかし、赤字で困っているはずの朝日新聞がもっと困っているサイトを引き継ぐというのは不思議だ。
いやぁ、見事な経営センスとしか言いようがない。