2008年9月18日木曜日

ひょっとしたら、サラリーマンにプロマネは無理かも知れない

リーマンが倒れるというニュースを聞いて、「え?なんでサラリーマンが倒れるの?」と聞こえた、日本のサラリーマン5千万人に捧げる(嘘)


システム開発プロジェクトを立ち上げるのは、リスクが高い。
ところが、リスクを回避するのがサラリーマンの仕事である。
Sierではなく、ここ2年事業会社で働いてみてつくづく思うのが、サラリーマンのリスクヘッジである。

Sierでも同じなのだが、サラリーマン的思考に「どうしたら失敗しないか」というのがある。
最初から失敗を考えているのだな、この人たち。
どうして、「これこれこうやったら成功するなぁ」と考えないのか。

成果主義もそれなりに影響しているかも知れないが、概ね日本の会社は減点主義であるようだ。
私が居たコンサルファームでも、トップセールスをやった翌年はステイにされ、モチベーションを失くした翌年はダウンである。
要は、そこそこやった方が力一杯やるより好いのだ。
しかし、評価する側の役員が私より成績が悪いのはなぁ、割り切れん。

話が逸れた。

プロマネという言葉になると、二つの意味が出てくる。
・プロジェクトマネジャ   ;プロジェクトにおける遂行責任者
・プロフェッショナルマネジャ;あるセクションにおけるマネジメント遂行

どちらも成功することがお約束である。
また、期間も決まっていて「成功」の要件も決まっている。
それに一人では「成功」を達成できないことも同じである。
難しいのは、進むと決められていることを納得してやっていることである。
本人が納得してやっている。

実はサラリーマンは、進まなくてもいい人たちでもある。
そこにずっといて報酬をもらえればいいのだ。
悪く言えば、面倒なこと、難しいことはやりたくないのだ。
今年は、県庁の役人さんを複数見たが、1ヶ月でできることに6ヶ月は費やしていたな。
評価される「業績の上げ方」に精通しているサラリーマンは偉いのかも知れない。

結果的に汗をかかない方が生き残るのだろうか。
そんなものかも知れない。

2008年9月13日土曜日

プロジェクトは、入り口ではなく、出口から考える

おいらの発想は、常に物事は終わる、から始まっている

終わり良ければ全て良し、なんである
プロジェクトは何事も無く進んで、すんなりと終わる、これが理想である
火が噴くのは、そうなるべくしてなるのであって、原因は必ず明快である

だからこそ、考え抜くのである
始まる前に

最悪のケースをこれでもかと並べ立てて、検討しなければいけないものを選択し、とことん考え抜く
不測の事態で起こりうる最大のものは、人の死と事故である
ただ、これはお客さんも理解してくれるので大きなものではなく、納期などの調整で済む

本当に大きい失敗は、メンバのモチベートだ
ファシリテーションに失敗する、会議体の設計に失敗する、これだけは取り返しが効かない場合が多い
だからこそ、スタートは慎重に行う
ゆっくりゆっくり立上げ、廻り始めたら一気に(その時点で考えられる)最高速まで持っていく
このチームの限界をそこで見極める
パフォーマンスを見定める

ボトルネックとなる人がいたら、オミットする
自分を含めて、「切る」のだ
身内から「切る」のが鉄則でもある
自分がふさわしくなければ、辞退すればいいのだ
始まったばかりならば、交代は可能だ
能力も無いのに居るのは失礼だ

最終の姿が最初に浮かばないようだと止めたほうがいい
プロジェクト屋の勘はそんなものだ

ただ、結婚には出口が無いようだが…(^^;;;

2008年9月6日土曜日

除名しろ!福田康夫

自民党が組織であるならば、何故、敵前逃亡した指揮官に罰を与えないのだ?
そういった「けじめ」を付けてこそ、組織は前に進める。

けじめも付けず、自民党というのは何をしようというのか。
この間、意見の違いで何人もの議員を除名したではないか。

茶番劇の前にきっちりけじめを付けろ。

私のようにプロマネをやっていると、火消しの現場に遭遇するが、その指揮官は解任されるのが常だ。
リーダなども逃亡することが結構ある。メンバの夜逃げなど良く起こるし、出社できなくなることも多い。
そういった人間は浮かび上がることなく消えていくのがプロジェクトの世界だ。
外部評価による、信賞必罰である。

私がお手本にしている「孫子の兵法」にも兵士が逃げないための手立ては書いてある。

しかし、将軍が逃げるなどということは想定していない。

将軍が逃げるということは、その国が滅ぶということだ。
徳川幕府最後の将軍も逃げた。
その国は滅んだのである。

P.S
当たり前だが、除名に当たって本人の弁明など聴く必要など無い