2010年4月19日月曜日

速読と情報取り込み

速読と情報取り込み

公開日時:2010/04/19 15:22
著者:草木生(そうもくしょう)

なんだか、ビジネス本を読むのが遅い人を見るとイライラ。
読むというよりは、要点を取り込むスピードの遅さが気になる。

この手の人とは、最初の認識合わせが遅くなるし、その後のアクションも遅れる。
致命的かな。

情報の処理速度は、対人認識にも如実に出るわけで、ここいらの早さは大企業の取締役とかの早さには敵わない。日々、部下を含めて様々な人に会っているからこそ、処理スピードは上がる。
こいつは使える、使えない、保留しておく、アク禁にしよう、判断は速い。

人間は情報処理装置であり、コンピュータはそれを補助するか代替できるように考案されたが、外部記憶装置+単純な演算装置に陥っている。
そこで検索エンジンが注目されている訳だ。
(普通だとこの証明で論文が書けそうだが)


速読がどう情報処理に関係しているかというと、人間としてどこまで機械的にデータの取り込みを早くできるようになるかの装置化の試みである。
ただ、この場合の読み取りは一時記憶に格納されるため、付箋などを付けて読むと良い。
ビジネス書などは、2度ほど読み込んで気になるところをメモにしておけば好いのである。

それなりにデータを溜め込み、関連付けをしていくと自分なりの処理装置、例えば「大分け」なんてのが頭の中にできあがる。

でもって、上述の対人認識に戻るんだよね。

自分の中の価値体系ができていない人は、ファーストコンタクトで敗れる、ってことだ。

ビジネスが人との繋がりでできている、そのものを理解していない人には無駄な話であったかも知れないが、何のために本を読み、人に逢うか、いつも考えている人には敵わないとしておこう。

2010年4月13日火曜日

タイガー・ウッズ!?の経済効果再び

タイガー・ウッズ!?の経済効果再び

公開日時:2010/04/13 11:14
著者:草木生(そうもくしょう)


ありゃまぁ。
ついったーで遊んでる場合じゃない。

http://news.livedoor.com/article/detail/4714838/
タイガー・ウッズの経済効果


稼ぐプロは違う。
これでまた、タフなプロが二回りも大きくなって稼ぐのだよね。

旧いカミさんと子供に金を払って、自由だか、新しい束縛に向かって爆走するんだろうなぁ。

稀代のスーパースターだよ、タイガーウッズ!!

2010年4月12日月曜日

デパートとコンビニの緩やかな死への行進

デパートとコンビニの緩やかな死への行進

公開日時:2010/04/12 11:10
著者:草木生(そうもくしょう)

モノが売れないと、システム開発も無いのだ。

IT業界は何か勘違いしているのかも知れないが、景気の影響をもろに受けると共に回復も最後になる業界である。

確かに自動車が売れると、鉄鋼→ガラス→タイヤ→部品などアセンブリ連鎖があり、モノが動いていく。つまりは商流→情報流→物流→金流がある。
しかし、不況で自動車・家を買う場面は減っている。一瞬で数百万円が動く消費は少なくなっているのだ。土地がこれ以上安くなると、、、怖いモノがあるが。
だからこそ、消費の現場である小売りが動かないと、この連鎖が効かない。

日本での小売りは、デパートとコンビニが大きい。
しかし、デパートは前年割れを起こし続け、地方では絶滅種となっている。
その上、○越、○屋では早期退職プランの発動である。
ただ、今辞めているデパートの人達は女性がほとんどである。正社員の30代後半から40代後半までが主だという。
コスト構造の変化で何とか、次への体力を作ろうとしているように見える。
そして、システムへの投資意欲はない。

面白いことに、店員の高齢化が○越では顧客の高齢化を促し、加齢臭の漂う日○橋○越には、若者は逝かない。逆に伊○丹では若者が来るようになったが、一定ラインの富裕層、それなりの年上の人達が集まらない。
不合理なモノである。

一方、廃れつつあるコンビニは、本部がオーナーに多店舗経営を薦めている。
日販が前年割れを起こしているため、バイト採用費用を薄くできる、繁閑期のやりくりを多店舗では可能にできる、などである。
ただし、3店舗くらいまでである。あまり沢山の店舗を持たれて、本部に対する発言力が大きくなるのは避けたいからだ。

コンビニは本部に総ての商品仕入れを依存し、なおかつ粗利からロイヤリティを引かれる。
ブランドショップからロイヤリティを取るデパートよりも、オーナーにとっては効率が悪い。
利益などほとんど残らないのが、コンビニオーナーである。

コンビニ上位3社を合わせたシステム運用費は、年間600億を超えるモノがあるだろう。
しかし、それぞれに大きなシステム刷新が終わってしまっており、これ以上店舗が増えないのであれば、本当に後数年は維持だけに回る可能性がある。
町場の金融機関への衣替えもほぼ終わっているのである。

コンビニを追撃するのは100円ショップである。
明らかにコンビニよりも客単価が高く、在庫と品揃えが解決してきたからには、容易にコンビニを利益で上回る。
まぁ、そしてドラッグストアが控えている。


そして、この小売り現場の緩やかな死への行進が、デフレを推し進める。

2010年4月6日火曜日

やっぱりニホンは変!?

やっぱりニホンは変!?

公開日時:2010/04/06 12:08
著者:草木生(そうもくしょう)

いくらね、寿司がニホンのソウルフードだからって、自動寿司握りのロボット、作らないでしょ。
焼き鳥がもっと食べたいからって、自動串刺し機は作らないでしょ。
ハンバーガーロボットって無いよね。

グローバルスタンダードって、欧米に合わせることの日本語?訳になってるけど、欧州も合衆国も戦艦とかミサイルとか持ってきて、うちの国のどーでも好いんだけど大量生産しちゃったモノを買わないと撃っちゃうぞー、って脅して、つまらない商品と交換に金を巻き上げていく国なんだよね。
ええ、それがグローバルなビジネスモデル…(^^;;;

MBAだかで何を習ってくるのか知らないけど、歴史は正直です。

でね、ニホンは欧米に習えって、本当に習って真似して、明治維新から30年ほどで大国ロシアと戦争しちゃう。
それだけでなく第一次世界(欧州覇権)大戦でちゃっかり儲けてしまう。
財閥よりも鈴木商店みたいな成り上がりが軽快に動き回るんだよね。
後進国(死語)が先進国に追い付いたことはなかったし、彼らのモデルを真似できたこともなかった。

話は曲がるけど、官僚はかすめ取るのは出来るけど、商売は出来ない。
儲けなくとも、そこら辺から搾り取れば生きられるからね。
でも、商売人は儲けなかったら、死ぬ。
だから通商交渉に官僚と政治家を出すのは愚の骨頂。
交渉の場は殺し合いに近いのですよ。

話を第一次世界大戦後に戻すと、白人達としては権益を自分たちで廻している分には好いけど、東洋から変な猿が出てきて同じような真似をされたら、癇に障るわな。
自分たちと同じことを猿が目の前で真似をしていたら、どう思う?
自分たちがより一層滑稽に見える。
最初は笑っていられるけど、どっかで頭に来ないか?

それで、彼らの得意のやり方でニホンを封じ込めた。
その時、ニホンの逝く末を決める連中の中に商売人があまりに少なかった。
使えない官僚と藩閥政治家、貴族も残っていた。
彼らはその馬鹿共を煽って戦争に持ち込み、ニホンを焦土にした。

はっきり言って、この国で官僚が真価を発揮するのは戦争の時だけ。
物資の調達、徴兵制の実施
憲兵の育成
相互監視制度の運営・・・情報統制
ということで、最近段々危うい方向に行ってるんだな 。
彼らが働くと、ろくなことが起きないんだよ。

太平洋戦争(まだ正式な名前はない)で死んだのは、兵員260万+一般人と言われる。
赤紙が平等に来たと信じている人はいないだろうけど、中曽根のように上手く生き残った連中が目に付くよね。

それで戦後、合衆国が”民主主義”なる不可思議なモノを持ち込むんだな。
これがねぇ、向こうが教えたこととこっちが理解したことが違うんだよ。
ニホンでは、多数決で決めるのが”民主主義”となった。
話し合いをしないんだ。できないんだ。
根回しをして、賛成票を集めて投票という儀式を決行する。

政治の話はどうでも好いんだけど、冒頭の話に戻るんだな。
作ったモノを力づくで売っていくというか、押し付けるのが「グローバルスタンダード」なのに、ご用聞きを始めたのがニホンなんだな。
「あなたの欲しいモノを安く作らせて頂きます」と言いながら欧米を回って売ってしまった。

売って売って回って回って、高度成長期です。
みんなでそこそこ中産階級になった。
貯蓄率、凄いよね。
外貨準備高、凄いよね。
「グローバルスタンダード」では貯金なんかしないで、投資という博奕に金を回すんだけど、ニホンの教えの中に、金儲けは汚い、金で金を儲けるのはもっと汚い、ってのがどこかに残っていたのと、お上(国、政府)は信用できねーという真実を知っていたから貯金に向かい、欧米の詐欺師共に目を付けられたわけだ。

戦争もしないで、こんなに金を儲けた国はないんだよ。
だから、「グローバルスタンダード」を押しつけてニホンを引きずり下ろそうとする。
投資という博奕に金を回せと言う。
胴元はどこかな?
ニホンじゃないよ。
胴元が必ず儲かるのが博奕。

スタンダード(ルール)の話だけど、欧米の会計基準の「運用」を見てごらんよ。
ダメダメだからさぁ。
都合が悪くなると、スタンダードを変えるんだもん。

ニホン人はね、スタンダード/基準は変えてはいけない、ってのが刷り込まれてるからね。

そろそろ、負け試合には逝くのを止めようよ。
ニホンが出て行かないと大半の国際会議は成り立たないでしょ。
間違ってもそんな国際的なポジショニングが出来ていないんだったら、それが出来るまで国際会議出席禁止だな。

2010年4月5日月曜日

「クール・ジャパン」ってなに?

「クール・ジャパン」ってなに?

公開日時:2010/04/05 18:31
著者:草木生(そうもくしょう)

日本のアニメ、ゲーム、食、ファッションだそうだ。
輸出できそうなコンテンツ、ということか。
日本ブランドのイメージ向上を通じて、製造業やサービス業の競争力アップを産業構造審議会が仕掛けていくらしい。


最初から逃げ道を用意している

「イメージ向上を通じて」に引っかかる。
何故、直接売上向上と言えないのか。
海外では売れていない日本アニメが、「イメージ向上」すると売れるのか。

またぞろ、政府のバラマキをキャッチアップしていく、広告代理店とコンサルタント達が見え隠れする。
成果を計るKPI(キーパフォーマンスインジケータ)が示されないままに、税金がどぶに捨てられていくのを見るしかないのか。

ホンに阿保らしい政府である。