2011年5月11日水曜日

サプライチェーン、需要予測、生産計画 Mon Apr 25 10:40:34 2011

89年からコンサルになって、様々な企業の様々な業務システムをみてきた。

メーカが一番多かったと思う。
まぁ、守秘義務で名前は出せないし、それに相当説明しないと分からないことが多過ぎるが、大体が生産計画と原価管理である。
なぜか現場は為替管理とのI/Fを離してやっていたので、ニホンメーカのサプライチェーンは、日本に入ってきたときから管理しているのだと思う。

実際、自動車メーカはボーキサイトとか、鉄鉱石の値段も視野に入れて原価管理をしていたりするんだけどね。

鹿島から始まると考えられるサプライチェーンは、原油の精製→包装資材の原料(ペットボトル、トレー、ビニール袋など)という流れと、基盤に使われるプラスティック。
製紙工場→女性雑誌、単行本向けの用紙。
後は見ていると、配合飼料か。
かなりの影響範囲である。


原価管理・生産計画では在庫管理が大きな比重を占めるため、どのように製造ラインの生産能力と需給ギャップを織り込むかを“柔軟”に操作出来るシステムに持っていくかが、求められる。
それも作るモノによって色々なバリエーションがある。

例えば医薬品などは、製造リードタイムが3ヶ月あるのが普通であるが、「命」を預かっているためと製造コストと販売価格の大きな分離のために過剰在庫が許されている世界である。
食品などは、それぞれに適用される法律もあり、難しい。
ちなみにビールも製造リードタイムは3ヶ月である。
4月5月に仕込んだものが真夏の消費量となる。

システムと簡単に云うが、最終的には、それを動かす、設計した人のレベルになる。
ダメなシステムと云うなかれ、あなたのレベルがそのシステムのレベルなのである。

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