出逢いは難しい。
一方的に出逢える本とも難しい。
学生時代、年間で500は読んでいた。
夢でうなされるくらいだ。
2年間浪人していた反動だろうか、神保町に空のバッグを抱えて逝き、数千円で一杯にして帰ってくると、むさぼるように読んでいた。
そんなにしてまで買った本は今はない。
捨てた。
何度も読み返せる本に、作者に出会えるのは幸運でしかない。
それでどのくらい読んだかというと、50歳になる前に数えてみたが、7000くらいしか読んでいないのである。そんなもんである。
その内で何度も読み返すのは、手元にある数十冊しかない。
捨てたくない本に出逢う、これは本当に幸運なのである。
仕事が忙しくなると、無性に本を読みたくなる。
プロジェクトを廻して忙しい最中、実に良く本を読んでいる。
27歳の時にデスマーチを経験したが、その時は読むこともままならず、精神的におかしくなった。
サラリーマンになって、確かに数は減った。
年間に100も読めば良い方だろう。
ただ、この数には読み返す本はカウントしない。
例えば、数年前に嵌った北方水滸伝、新刊を買いながら、10巻目が出ると、買ってきて読み終わる、そうすると1巻目から読み返し、11巻を待つ。
文庫本が出ると、また1巻目から読めると狂喜して読み返す。
思わぬところで号泣する。
読み返す度に違うシーンで泣く。
至福の時を過ごさせてくれる。
また、出逢えた。
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