2009年12月22日火曜日

付録:マインドコントロール

付録:マインドコントロール

公開日時:2009/12/22 11:38
著者:草木生(そうもくしょう)

カイシャおやぢの作り方、の付録です。

プロマネなどにちょっとだけ応用することが出来ますが、乱用はお止め下さい。
中毒になります…(^^;;;

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マインドコントロール

カイシャはマインドコントロールを行う。

カイシャは宗教である、そう宣言したのは松下幸之助であった。
後にPHP研究所、松下政経塾などを開設して松下教を広めようとした。
国内における松下電器の成功は強烈なモノであったから、真似をする経営者も多数出た。

まずはマインドコントロールのおさらいである。

主なコントロールには、以下のように8種類ある。

1.コンディショニング
  パブロフの犬のように、ある条件をインプットするとまるで別の反応が意識の介入なしに出てくるように条件付ける。

2.ハビチュエーション
  普通の社会常識では考えられないようなヘンなモノでも、毎日人の目に触れさせておくと最終的に日常化し目障りでなること。
  小泉首相を毎日見せるとか、創業者の銅像など。
  社員訓を毎朝唱える、などもある。

3.インセンティベーション
  ズバリ、モノで釣る方法。我々に味方すればこれこれの報酬があるぞ、と欲に訴える。単純だが効果は絶大。

4.ロックオン
  他の対象に目をやらないようにロックしてしまう方法。情報を極端に制限してこちらの都合の良い情報だけを選択させる。
  仕事を忙しくして、他者と触れ合う暇を与えない、など。

5.ポラライズ
  YESかNOか、右か左か、極端に走らせること。中間意見を認めないと人間は自らの意志決定を他人に任せるしか無くなる。

6.リインフォースメント
  ちょっとづつの進歩の度にちょっとづつのご褒美をあげ、気が付いたときには後戻り出来なくしてしまうやり方である。
  上司のピラミッドが高くなるのはこれが原因。

7.サブリミナル
  ご存じ、潜在意識に刷り込むこと。
  社員訓を毎朝唱える、なども潜在意識に同一人種意識の刷り込みをさせる。

8.トランセンデンタル
  日常を超えたという意味、つまり超常的な体験をさせ一気にその人物の心を掴む方法である。一旦これを経験するとそれが夢や幻であっても、滅多に抜け出せない。
  右肩上がりの頃は、社員研修でこれを行っていた。
  多忙な毎日の中で一瞬、2泊3日とか缶詰にして一層のロックオンをする。

宗教はマインドコントロールを多用する。
カイシャもそうしてきた。

マインドコントロールを受けた人は、

1.外の世界に対する恐怖を植え付けられている
2.個人の思考が停止する(この件は持ち帰りまして・・・など)
3.そのくせ自発性を信じ込む
4.敵・味方で物事を考える(うちのカイシャは・・・など)
5.特殊用語を多用する(カイシャ内方言の連発)

となるが、本人に意識はない。
気を付けましょう。

2009年12月19日土曜日

社員研修は立派なカイシャおやぢを作る

社員研修は立派なカイシャおやぢを作る

公開日時:2009/12/19 12:52
著者:草木生(そうもくしょう)

私のようにエンジニアだと思い込んでいると、研修といえばスキルアップ、そうとしか考えないが、カイシャには様々な研修がある。

新入社員研修であなたは何を教えられただろうか。
そのカイシャの「方言」を教えられなかっただろうか。
同じ人種を作るのである。
あるゼネコンさんでは、他の部署のことを「種族は一緒だが、部族が違う」と教えてくれた課長さんがいた。

カイシャは「××カイシャの○○です!」という人間を作るために、研修費用を出す。
「××カイシャに入社したからこんな素晴らしい研修を受けられました!」
と言わせる。
技術のスキルアップ研修は性質が別のモノである。

ミドルマネージへの研修は、これまた上司の上司への忠誠心を確認していく装置であったが、勘違いする人事部もあるため、最近は語られることが少ない。

中小企業というか、大企業になれない1000人以下のカイシャになると悲惨である。
管理職研修と称して、役にも立たない役員の話を2日間聞くなどと言う笑えない話が出てくる。
(大企業になれない”あすなろう”カイシャは大企業の真似をしたがる)

余談ではあるが、私は○○○のシステム子会社にいて業務改革のために全社のABC分析(アカウント・ベースド・コスティング)を行ったが、総務人事部には新卒採用、中途採用、契約社員採用、新卒研修、販売研修しか業務が無く、肝心のキャリアパスの制定とか、人員計画などはなく、ミドルマネージへの研修も当然なかった。

私の経験と知識から考えると、人事部には要員計画(全社スキルマップ)・キャリアパス制定・給与テーブル策定、という3本柱で考えるべきだろうと思っていたので、そのことを指摘すると、3ヶ月後には何故か係長、課長を集めた研修が行われた。

そうして、総務人事部が主管する業務改革プロジェクトはなくなった。
打ち合わせとか、現状分析報告などをスケジューリングしなくなったのだ。
これは私の指摘が非常に拙かったのだ。

「普通、キャリアパスがあるんじゃないんですか。採用ばかりやっているのは見たことないですねぇ。これじゃあ人員計画なんて出来るわけ無いですよね」
と、総務人事部長に向かって直接言ったのである。
経理部長も同席していた。

子会社の従業員ごときが親会社の部長様に向かってこうである。
ほとんどバカだ。この時の私は、カイシャ員歴13年である。

2009年12月14日月曜日

戻っておいでタイガー・ウッズ!!!

戻っておいでタイガー・ウッズ!!!

公開日時:2009/12/14 09:06
著者:草木生(そうもくしょう)

今年の男ニュースとしては最高であった。

彼のように若くて格好良く、なおかつ、べらぼうに稼げる男が幸せな家庭生活を築いているなどというのは幻想であった。
おぢさん的には、それで良かったのである。

それでこそ普通ではないか。
群がる女性の内、たかが20人だか、30人くらいつまみ食いしただけである。
つまらない倫理観を押し付けるのは止めよう。
女性が群がってくるんだから、仕方ないのだ。

大丈夫だ。
おぢさん達は味方だ。

ただ、男尊女卑の最たるモノ、マスコミは別だ。
奴等(マスコミは99%男でできている)は妬むんだよ。
もてる男を許さない。

マスコミに行く男はもてない。
男の中でも圧倒的に不細工なのが多い。
だから、新聞とかTVとか雑誌は、ねたみ、そねみ、などという男の嫉妬でできあがっている。
隙があれば、いい男を引き吊り下ろそうとするのだ。

最後に、牽強付会かも知れないが、IT業界での出来るプロマネの家庭は崩壊している!?
これまで出会った「出来る」プロマネの家庭は崩壊していた。
残念というか、当たり前かも知れないが。

※IT業界には女性はほぼ居ない。プロマネに至っては・・・99.99%男である。


このエントリーへのコメント
1 日経ビジネスオンラインで、小田嶋さんが早速取り上げてますね。
面白いですよ。
 スキャンダルは虎の肥やしになるか?
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20091211/211490/
草木生(そうもくしょう) on 2009/12/14

2009年12月11日金曜日

コメントを消す読者ブロガー(笑)

コメントを消す読者ブロガー(笑)

公開日時:2009/12/11 15:02
著者:草木生(そうもくしょう)

この人達ですね。

H××  Jo××la C×Sの宣伝ブログをやってる
今××子 C×S G××klogの宣伝ブログをやってる

コメントは怖くないんですよ。
まして、なんかわからんけど、宣伝で書いているんだから炎上くらいさせる気で書かないとダメじゃん。

ブログなんてのは、炎上してナンボのモノ、くらいの意気込みで書かないとねぇ。
腰が引けてる製品だからコメントが怖いんだろうな。


このエントリーへのコメント
5 おいらは、ここで宣伝するのはいかがなものか、って書いた。
後で観に行ったら、コメント不可になっていたねぇ。
客商売、クレーム処理はやったことあるのかなぁ。

BADボタンを付けることはできるけど、CNETには金がない、アイデアを採用する頭がない…(^^;;;
草木生(そうもくしょう) on 2009/12/15

4 「Jo××la C×Sの...」の方は酷かったですなぁ。
2名からの誤りを指摘したコメントがあって、それなりに有意義なやりとりが続いたと思っていたら、ある日まっさらにすべてなかったことにされて、コメント不可になりましたから。

GOODボタンじゃなくって、BADボタンが欲しいと思ったものです。
taca-k00 on 2009/12/14

3 冗談が通じないのねぇ。押しちゃダメだって。
それにしても、スパコンの話題はそろそろ食傷気味だから、箸休め、だったんだけどね。
4年くらいここでブログを書いて来て思うのは、ここは宣伝の場じゃないよなぁ、ってこと。
草木生(そうもくしょう) on 2009/12/13

2 あの、これ以上GOOD!ボタンは押さないで下さいね。
誹謗・中傷ではないけど、誤解されるのはイヤ(笑)
草木生(そうもくしょう) on 2009/12/12

1 自分で製品を開発してないんだろうね。
製品が自分のモノだったら、ナニが来ても怖くないけどね。
草木生(そうもくしょう) on 2009/12/11

2009年12月9日水曜日

亀井静香の使われ方、もしくは国民新党の暴れ方

亀井静香の使われ方、もしくは国民新党の暴れ方

公開日時:2009/12/09 12:05
著者:草木生(そうもくしょう)

暴れているように見えるが、実は使い捨ての駒に過ぎないのではないか。
この怨念のマルクス主義者を民主党がどう使い捨てるかが見物である。

システム開発において、要件の取捨選択は非常に重要である。
それと同じように、政権もプロジェクトであるから、そのリソースを有効に使う必要があるが、「ノイズ(亀井静香)」の使い方も様々である。

そもそも亀井静香が言う、総ての中小企業を救う、のはムリである。
日本の株式会社の社長は無限責任であるからだ。
融資は借金であり、社長の負債を増やしていくだけであり、それこそ、首つりを増やすだけである。
根本がおかしいところに金を入れたところで自殺者を増やすだけである。
有り得ない。

2009年12月1日火曜日

商用スパコンの引退

商用スパコンの引退

公開日時:2009/12/01 11:54
著者:草木生(そうもくしょう)

なんだか、スパコン予算で話が弾んでますな。

ご存じかも知れませんが、JALのマイレージシステムは、タンデム・ヒマラヤで当初は実装されました。96年くらいでしたか。
後は、通信キャリアの請求管理、要は料金計算ですね。こいつもタンデム・ヒマラヤ(HPで販売・メンテ)。
それからなんと言っても、コンビニ本部の大量トランザクション処理に活躍しておりました。

でもって、ここ3年でタンデム・ヒマラヤは消えて行ってます。
後継機の開発はなく、代替マシンが安く目処が付いたことが大きい。
タンデム・ヒマラヤに変わっていったのは、FT機での並列処理だったと記憶してます。

「経済」がスパコンの問題も解決するのではないかな。
1台限り、1代限りのスパコンではなく、連綿と続く「超高速処理機」が業務システムの世界でも求められているのですよ。


このエントリーへのコメント
2 まぁ、日本がトップを取っていたのは、地球シミュレータの頃でしたっけ。
設計のコンセプトからやり直しなので、やるとしてもあんなに予算はいらないでしょう。
草木生(そうもくしょう) on 2009/12/01

1 ハードウェア(汎用機)が高価だった時代は、専用OS(OLTP)とそれを扱うエンジニアの存在意義がありましたが、人件費がコストの大半を占める現在では無駄にハードを使ってもいいので人件費を抑えるしくみ(流通しているOS、DBの採用)が優先される時代となってしまいました。
一方、今話題のスパコンは、日本国内の特定のシミュレーションをこなすための超専用OSのマシンなのか、世界中の研究者にも使ってもらいたいCRAY路線のスパコンなのか、まったく見えないですね。
前者であれば、長崎大学の3800万円スパコンのように外販を意識しなくていいつくりでいいでしょうし、後者であれば、海外へ一台も売れないなんてことになったら大失策でしょう。
後者を目指して予算取りして、結果、前者のような使われ方だったというのだけは避けて頂きたいですね。
OYAJI on 2009/12/01