2009年2月19日木曜日

人災不況?

この言葉は私の造語である。
しかし、笑えないことになってきている。

アル中の、業務遂行不可能な病人を国際会議に平気で送り出す首脳もおかしいが、それを止めようともしない官僚はどうなのか。
國が破れても官僚組織は必ず残る、そう語った人事院総裁の凄まじいまでの亡国主義を重ねながら、様々な産業が霞ヶ関詣でをし始める地獄絵を思い浮かべる。

IT業界では、上場企業のシステム部門、システム子会社に日参するベンダ・ソフトハウスが増えてきている。
「何でもやりますから」・・・
なりふり構っていられないのは分かるが、既に開発すべき業務システムは残っていないのだ。

同じように、霞ヶ関は力(金)にモノを言わせて、各種産業の首根っこを押さえていく。
霞ヶ関 → 上場企業 → ベンダ → ソフトハウス
不況によってさらに強固な元請け、下請け関係が作られていく。
好況によってゆるゆるになろうとしていた権力ピラミッドを、不況を推し進めることによって再構築している。つまり、官僚が何も手を打たないことで、タイミングを遅らせることで、権力基盤の拡充をしている。

権力ゲームは終わったが、切り捨てられる数百万人はどうなるのだろうか。

0 件のコメント: