2008年12月30日火曜日

web1.0の先ーーー年末雑感

10年以上もネットコミュニティに関わっていると、webが見えて面白い。

90年代半ばは、実はパソコン通信全盛で、niftyの中は大盛況だった。
95年暮れにwin95が発売になると、niftyは会員数が最高になっていったのが事実である。
私の所属していた「IRM(情報資源管理)研究会」(異業種システム屋の集まり)の中では、まさかコンピュータが通信の手段になるなんて、という認識だった。

封書で連絡していたのが、メールに切り替わったは96年末くらいであったか。
新卒採用にもメールを使おうとしていたが、届かなかったり、2ヶ月も経ってから届いたりしていた。
インターネットは96年までは不安定だったし、パソコン通信でインターネットができると信じられていた。

97年くらいからは安心して使うことが出来たが、webはまだまだであった(通信速度、接続料金)。
その頃、世の中のスケベおやぢ達が、こぞってインターネットに参加し始めて技術開発を後押しした(笑
INS64などという高いサービスを買って、必死に接続していったのである。
家庭用ビデオの普及と同じである。

まだ見ぬ地平の先には、おなごの裸が在ったのである…(^^;;;

最近評判になったのがweb2.0ではあるが、企業と企業の中に進んで行くのであって、個人への波及がそれほど見えない。
あるとしたら、出会い系としてのweb進化かも知れず、個人相手としてはどんどん小粒になるしかないよな。

まぁ、世の中のスケベおやぢ達は不滅で無敵だからなぁ・・・

2008年12月14日日曜日

日本はExcelで廻っている

Excelに敵うソフトはあるのか。
日本の業務現場を廻しているのは、エクセルだ。

オープンソースだ、フリーソフトだ、などと言われながら、この20年でインターネットを除くとこれほどのソフトウェアは発明されていない。
企業内に入り込んでいるソフトウェアとしてはトップであろう。

とにかく、企業内の業務ソフトのバージョンアップに立ちはだかるのがExcelでもあるのだ。
ユーザからの支持も凄い。
「Excelで出来ているんだから実現可能だよね?」
かなり難しいケースが出てきてしまう。
それにシートとブックという概念でデータベースとしては、ユーザにとって手放せないモノとなっている。

ビジカルク('79)、マルチプラン('82)、ロータス1-2-3('83)、Excel(Mac版'85、dos版'87)と、表計算ソフトのデファクトスタンダードは、時代ごとに変わってきてはいるが、縦横に広がるセルで構成された電子の表に、数値や文字、計算式を入れていくという、基本的な考え方はほとんど変わってはいない。

フリーソフトなどと聞いてもやっぱり、比べてしまう。

結局、Excelを上回る業務ソフトは出ていないのではないか。